久しぶりに読書している。

最近の読んでいる本について。あるいはその他のこと。

詩集

「自選 谷川俊太郎詩集」 岩波文庫

とても有名な人なので、一回読んで見ようと購入していた本。ちびちびとしか読み進められなかったので時間がかかった。 作風のつかめない人、という印象である。子供向けに全部ひらがなで書いた詩もあるし、いろはかるた風のもの、長い散文もあった。わけのわ…

「ゲーテ詩集」 ゲーテ 新潮文庫

買っておいた詩集のうちでは、かなり読みやすかった一冊。恋の歌が多かった。 訳した人のうまさもあるのかもしれないが、「ようわからん」という詩が少なかった気がする。あるいは、明るい感じがするからか。読むのは苦でなかった。 あと何冊か詩集が残って…

「汚れつちまつた悲しみに・・・・・・」 中原中也 角川文庫

書店でたまたま目に入ったので購入。表紙がおそらく「文豪ストレイドッグス」のキャラクターなので妙に目立っていた。 作品は意味がよくわからないものもあるが、全般に美しく感情表現が豊かなものだと感じた。30歳で亡くなったとのことだが、早熟で女性をよ…

「金子みすゞ名詩集」 彩図社文芸部

kindle unlimitedにあったので、なんとなく。他の詩集に比べてとても読みやすかった。児童文学を読んでいるような感じ。 プロフィールで「自ら死を選び26歳でこの世を去る」とあり驚いた。そういうことは特に知らなかった。詩の内容からすると著者はのんきな…

「智恵子抄」 高村光太郎 新潮文庫

なんとなく知っていた詩集。芸術家・高村光太郎が、今でいう統合失調症を患って亡くなった妻を思って作った詩の数々。 光太郎は純朴な妻のことが大好きで、芸術作品も妻に見せるのがモチベーションとなって創作していたらしい。そのため彼女が亡くなった時の…

「教科書でおぼえた名詩」 文藝春秋編 文春文庫

なかなか一冊の本を読み切れない。それに、本の種類がありすぎて選ぶのに困ってしまう。そんな中、なるべくハズレのないようにと思って購入したのがこれ。 楽曲で譬えるなら「90年代ベストソング」みたいなものか。作者の最も有名な作品が載っているので、…