久しぶりに読書している。

最近の読んでいる本について。あるいはその他のこと。

「自選 谷川俊太郎詩集」 岩波文庫

とても有名な人なので、一回読んで見ようと購入していた本。ちびちびとしか読み進められなかったので時間がかかった。

 

作風のつかめない人、という印象である。子供向けに全部ひらがなで書いた詩もあるし、いろはかるた風のもの、長い散文もあった。わけのわからない詩を読むと、おふざけの好きな人なのかなという気がするし、やっぱり自分の詩心のなさを感じた。

 

ところが、著者と親しい編集者の書いた巻末の解説がとてもわかりやすかった。谷川俊太郎は三度も結婚しており、その時の環境や生活が詩にも反映されて、なるほどそういう経緯があったのかと興味深く感じた。女性とうまくいっている時の詩、苦しんでいる時の詩、いろいろ収録されているということなのだろう。

 

あと2冊、読みかけの詩集が残っている。何で買っちゃったんだろうな、なかなか感動するには至らないというのに。