「教科書でおぼえた名詩」 文藝春秋編 文春文庫
なかなか一冊の本を読み切れない。それに、本の種類がありすぎて選ぶのに困ってしまう。そんな中、なるべくハズレのないようにと思って購入したのがこれ。
楽曲で譬えるなら「90年代ベストソング」みたいなものか。作者の最も有名な作品が載っているので、知っているのも多く楽しかった。
「道程」(高村光太郎)「雨ニモマケズ」(宮沢賢治)「初恋」(島崎藤村)「荒城の月」(土井晩翠)「待ちぼうけ」(北原白秋)「汚れつちまった悲しみに」(中原中也)「君死にたまふこと勿れ」(与謝野晶子)といったものはどこで読んだのか忘れたが、懐かしい。
正直詩は何を言っているのかわからないこともあるが、それは最近の歌の歌詞もそうだし、わからないなりに気楽に読んでおいた。ネットで検索すれば解説があるのかもしれないが。小説からの気分転換には、良い。