久しぶりに読書している。

最近の読んでいる本について。あるいはその他のこと。

「眠られぬ夜のために 第二部」 ヒルティ 岩波文庫

他の積読をさしおいて、一気に読んでしまった。本来こういう読み方をすべきでなく、一日少しずつ読むための本である。

 

第一巻と同じく、キリスト教を最上のものとしていかに内的成長を達成するかを繰り返し書き連ねてある。とはいえ、教会への礼拝とか形式的なことには否定的で、真のキリスト者になるためには、というかなりハードルの高い要求である。

 

厳格な部分も多々あるが、全体として感銘を受けたので、岩波文庫の「福音書」も買ってみた。聖書はこれまでろくに読んでいなかったのであるが。ただし一気読みはあんまり意味がなさそうなのでちびちび進めようと思う。

 

正直、ネットニュースなどばかり読んでいるとだんだん心が汚れてしまう気がしていた。いい本を読んだからといって人格が高まるとは限らないが、おかしな事件や政治の迷走、享楽的な記事ばかりに触れているよりはきっとましだろう。